こんにちは。教育専門ライティング「ここらいと」です。
学校・塾などの教育現場でもライティングスキルが求められる時代。「もっと伝わる」文章を書くコツを知ることで、教育をもっと楽しくしませんか?ここらいとでは、そんな思いから「教育現場で使えるライティングスキル」を発信しています。
今回の記事でご紹介するのは「60字で書き切る」。
1つの文章をなるべく短く、スリムにすることで「伝わりやすさ」を増す方法です。
「言いたいことがなかなか伝わらない」「書いているうちになにが言いたいのかわからなくなってしまう」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
スリムな文とは?
「スリムな文」は、具体的には以下のようなものをイメージしてください。
①1つの文は60字以内
②1つの文には言いたいこと1つ
③「、」は1文に2個まで
「スリムな文」というのは、具体的には30〜60字目安です。
これを成立させるためには結果的に
②1つの文章には「言いたいことを1つ」にする
③「、」は1文に2個まで
の文章になる……とも言えるかもしれません。
1文のなかにたくさん「言いたいこと」を詰め込もうとすると、長くなる。
長いから、要素を「、」で繋ぐ。
→読みにくい、言いたいことがわかりにくい文章になる
「この文、長くてわかりにくいかも?」と思ったら、文字数を数えて「60字以内」を目指すところからスタートしてみましょう。
例えばこんな文章が書けます
【BEFORE】
子どもたちは個々に合わせた教育を必要としていますが、一人ひとりの学びのスタイルは異なるため、オンライン学習を導入することで、子どもたちが自分のペースで学び、学校での時間をより有意義に活用できるような学習が求められています。(111字)
【AFTER】
子どもたちは個々に合わせた教育を必要としています。(25字)
一人ひとりの学びのスタイルは異なるため、オンライン学習が効果的です。(34字)
子どもたちが自分のペースで学び、学校での時間をより有意義に活用できるような学習が求められています。(49字)
どんなときに使える?
・小論文や作文、プレゼンなどの指導
・授業中の説明やまとめ
・保護者会の説明資料の文章
・集会などで全体に説明をするときの原稿
まとめ
1文をなるべく短くシンプルにすることは、読み手に優しいだけでなく、「書き手の書くスピードも上がる」というメリットがあります。「不要な語を削れないか?」「2~3文に文章をわけられないか?」という視点でチェックしてみてください。
コメント