「3」の力で学習効果を高める~教育現場でも使える「マジカルナンバー3」

教育×ライティング

こんにちは。教育専門ライティング「ここらいと」です。

学校・塾などの教育現場でもライティングスキルが求められる時代。「もっと伝わる」文章を書くコツを知ることで、教育をもっと楽しくしませんか?ここらいとでは、そんな思いから「今日から教育現場でも使えるライティングスキル」を発信しています。

今回の記事でご紹介するのは「マジカルナンバー3」。マーケティングでも使われる、「3つ」が人の記憶に残りやすいという心理学の法則です。書くときだけでなく、授業などでも活用できますよ。

「ついつい文章が長くなってしまう」「論理だって話しているつもりなのに、相手に伝わりにくい」とお悩みの方、なんとなく「3」を使っていた……という方も、ぜひこの記事で根拠を学んでみてくださいね。

マジカルナンバー3とは? 

「マジカルナンバー3」とは、情報処理理論に基づいた心理学の原則です。

人が瞬間的に記憶できる情報の限界数は、7±2または4±1が限界という説に基づいています。情報量が多く、集中力が落ちている現代社会では、下限である「3」を基準に考えるのがよいとも言われます。

情報を3つ挙げる時は……
・箇条書きにする場合は3つにしぼる
・情報量の多い内容は、3つの単位や部分に分割する

というように、「3」を意識すると理解しやすくなります。


※参考
マジカルナンバー7
ハーバード大学の心理学者:ジョージ・ミラー教授
1956年の論文「The Magical number seven, plus or minus two」
7±2のチャンク(情報の塊)が、人間が短期記憶に置いておける情報の数である

マジカルナンバー4
ミズーリ大学の心理学者:ネルソン・コーワン教授
「マジカルナンバー4」を提唱。
4±1のチャンク、3〜5つの情報が、人間が瞬時に記憶できる情報の限界であるとした

教育現場での活用例

  1. 授業計画の構成
    各授業を3つの主要なポイントや活動に絞り込みます。例えば、新しい概念の導入、実践活動、まとめの質疑応答という形で授業を構成する、など。
  2. 指示やルールの提示
    クラスのルールや課題の指示を3つに限定します。
    これにより、児童・生徒に内容が伝わりやすくなります。
  3. 評価基準の設定
    児童・生徒を評価する際、3つの基準を作ります。
    こうすることで評価がより明確になり、生徒も自己評価をしやすくなります。

マジカルナンバー3を教育現場でも取り入れてみよう

「マジカルナンバー3」を活用することで、情報をよりわかりやすく相手に伝えることができるでしょう。「3」の力をぜひ教育現場でも活用してみてください!

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